オレ、切原赤也。


立海大付属テニス部員。


あるコンビニのガム売り場のところに『看板娘店員☆のお勧め』というものを見つけ
気になったのでいつもの食ってるガムと一緒に買ってみることにした。


共に最後の一つ。


自分の今日の運の良さにちょっとした嬉しさを感じる。


店には女の店員とオレだけ。


名札を見ると『』の文字。


こいつか…。


看板娘と言うだけあってケッコー可愛いじゃん♪


部活の時間も近かったのでさっさと買って出ようと思ってた。


レジカウンターにガムを置き、ポケットから財布を取り出してると店員が無表情にレジ横に移動する。


何やってんだ?この店員。






「卵いくつになさいますか?」


「は?」


「卵一つ・二つ・三つ…」





季節外れのおでんの卵を器に容れ続ける店員




「いやいや!卵いらないって!オレはガムを…」


「おつゆ多めにー」


「言ってねぇだろ!?」





オレの言葉を無視し、どぼどぼと並々に注がれるおでんのつゆ。


うわぁ…卵見えねぇ…。





「辛子つけますか?」


「辛子も卵もいらねぇって!オレはガムを…」


「ガムをひーとーつー。ガムをふーたーつー。」





レジにあったガムがとぽとぽっと器に落とされる。




「あぁぁぁ!?なにすんだ!?」





さ、最後の一つだったのに…。


がっくしとうなだれるオレとは対象的にやはり無表情の店員





「以上でいーですかー。」





勝手に終わらせようとする店員にオレはとうとうキレた。





「あーもーよう!以上も何もないって!
オイ!他の店員か店長出せよ!オマエとは会話にならなねー!」


「畏まりましたー。」




つかなんでこんなやつを野放しにしてるのか謎だ。


しかしやはりと言うか店員は怯まない。


店長を呼ぶのかと思わせ、レジのキーを目に止まらぬ早さで打ち込む。







チーン







「五百十七円ですー。」


「って、店長か誰か呼べっての!」





明らかに誰が呼ぶかよ的なオーラをかもち出してる店員


しかもこの店員のヤロウこともあろうに
そのまま器に蓋をしビニールにつっこみオレの方に顔を向ける。





「小銭はねーのかよー。」





この女…。





「アンタ…人の話を…」





「小銭はねーのかよー。」





「…ほらよ。」





こいつのペースに乗せられちゃいけない。


ここは落ち着いて対処しようゼ。


そう自分に言い聞かせ財布の中を見てみると小銭がなかった為仕方なくシューズ代の一万円を出す。





「小銭はねーのかよー。」


「わりぃな!ねぇよ!」





どれだけ態度がデカい店員だ。


イライラしつつ、もうどうでもいいからさっさとここから出たかった。





「ありがとーございましたー。」





オレの手にレシート乗せその上に小銭と札、袋を押し付け無表情のまま微かに礼。


本当に潰してぇ…。


こめかみがぴくぴくしているのを感じつつ、その場を立ち去ろうとする。





「トイレはありません」


「だから何なんだ!?」


「…負けました。」





何に。


聞いてることに答えず聞いてもいないことに答える。


もうイライラするとか言うレベルを越え、呆れた。





「れっつごーつぅーれっつごーつぅーまたコンビニ行こうかなー」


「もう二度と来ねぇよ。」





バックに聞こえる平坦な声に温かくなっただろうガムをどう取り出そうか考えながらぼそりと呟いた。










箸入れてネェよアイツ。
















おわっとく











どうしようもないような内容です。あえて名前変換にした意味があったのかも謎です。

とりあえずブリ○ラ最高。





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