「おーい、ガクソー♪」
「だから、クソって呼ぶなって何回言わせれば気が済むんだよ」
「気にすんなよガクソー」
「……もういい」
何回、この会話を繰り返しただろう
飽きるほどのその数は
イコール俺とあいつの会話数
3年になって
初めて同じクラスになって
席がたまたま隣で
たまたま気があって
部活が休みの時なんかに
たまに一緒に遊んだりもするけど
それは、毎回毎回思わず跳ね回るほど
ものすごく楽しい
けど、
最近どっか物足りないのは
何で?
足りないのは、何?
「こら、クソクソ岳人。聞いてんの?」
言いながら近寄ってくる顔。
思わず飛び跳ねた肩と心臓に
答えがわかった気がした。
ぼんやりと続いてます。
今度はガクソでどっきり(笑)
何かありがちな少女漫画みたいで楽しいのです
●戻り隊●