"For example", I do not want to say and
I want not to be pushed
As for the freedom that was able to let you spread it,a thing is only a pretense after all
To be hopeless
In fact, I knew it
授業をサボって寝転がった屋上
襲い来る睡魔に、意味もなく半分抵抗しながら青空を見つめていた。
この調子じゃ明日の天気予報はきっとはずれだ、なんて、
朝見たお天気お姉さんの顔を思い浮かべるけれど
実際それが正解かどうかなんて、そんなのはどうでもいい。
(ああ…眠い)
もうこのまままどろみに身を任せようか
きっと風邪をひくだろうけれど、それもまた、あいつの顔を見ないで済む口実になっていいかもしれない。
(だって、他の子にプレゼントもらってでれでれしてる顔なんて見たくない)
ふ、と、閉じかけた視界の隅にきらり輝く濃紺が映りこんだ気がした。
(あーあぁ…
また無防備に寝顔をさらしよって……)
ともすれば漆黒にも見える濃紺の髪の毛をさらりと風になびかせて、彼はため息をひとつ落とした。
これだけ近くに寄っても反応を示さない辺り、授業が終わるまでに彼女が目を覚ます可能性はほぼ皆無で
そして、この時限が終われば次は昼休みのため、大勢の人間がここにやってくるだろう。
(しかもなんでよりにもよって入り口のすぐ目の前におんねん…)
この位置取りでは、きっと、誰もが一度は目を向けてしまうに違いない。
(膝曲げたりしたらパンツが見え………あー、おしい。うまい具合に寝返りうってもうた)
…まあそんな状態なわけだから
この少女に密かに想いを寄せている立場としては、このまま放っておくと非常に由々しき事態に発展してしまう可能性が高いと思うのだ。
(しゃーないなぁ…)
にやりと緩む口元を必死で引き締めながら、ゆっくりと彼女を抱き上げた。
実は次の日曜日が誕生日の彼。
朝から、学校が休みで当日は会えないからという多くの人々に追い回されて、
辟易しながら気の休まる場所を求めてここにたどり着いたのだ。
そこで出会ったこの幸運。
(活かさんわけ、ないやろ)
少女を抱き上げて上った貯水槽脇。
適度に日に当たりつつも風通りのいいこの場所で
少女の頭を自らの膝に乗せ、ないよりはましだろうと毛布代わりに上着をかけた。
そして、ついついこぼれた鼻歌に少し気恥ずかしさを覚えながら
彼女の髪に指を絡ませる。
さら...ふわり……
さら...ふわり……
ぼんやり、ぼんやりと意識を遠くに飛ばして同じ動作を反復する
(……こいつが目ぇ覚ましたら、告ろ)
ゆっくりと流れる刻の中にぽかりと浮かんできた決意。
誕生日プレゼントは何よりもお前がいいんや、なんて、
バカみたいにくさいセリフを告げたらどういう反応をするんだろう。
何となく楽しくなってきて、
小さな笑いをこぼしながら、ゆるりと目を閉じた。
"For example", I do not want to say and
I want not to be pushed
Thus, as for the freedom that I got, a thing is only a pretense
How is a fact good?
In fact, I knew it
Because we....
Happy Birthday Yushi Oshitari!
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そんなわけでちょいと早めにハピバースデイ
今年の誕生日は日曜だからね!当日は学校ないからね!
休み前に乙女は我先にと頑張っちゃってるわよきっと。
つか、最初はあっくんで書き出すつもりだったのに、忍足の誕生日が近いことに気付いたので変更したという人でなしっぷりはどうなのか。
ついでに言うと、最初と最後のポエミィな文章はいつもながらあんまり意味が感じられない罠;
戻ってみちゃっ隊