目当て(でもなかったりする)ラーメン屋に着いてみると、

なぜか入り口の所に山吹と立海と、さんがいた。

そして扉には

『テニス関係者お断り』の文字。

どう考えても、目の前の人たちが何かやらかしたに違いない。

まあ、主にさんだろうが。

…やっぱり面倒は避けられなかったみたいだ。

軽くため息を吐いた瞬間、同じタイミングで同じ行動をとった人と目があい、

曖昧に微笑みあう。

山吹の南さん(て名前だったはず)だ。

この人も苦労してるんだろうな…。

そんな事を思い、妙なところで妙な連帯間が生まれた。

「おー氷帝まで来ちゃったか〜。」

あははーっと声をたてながらも千石さんの顔が明らかに引きつっている。

これだけ濃い学校が約束も無しに揃えば嫌にもなるかもしれない。

(まず、約束自体しない気もするけれど。)

、また何かやったんだな?」

決めつけて跡部部長がさんを身長差もあるせいで上から見下ろす。

それが気に食わなかったんだろう素早く後ろに回り込み膝カックンを食らわせる。

これには跡部部長だけではなく皆ビックリだ。

「ウヒ」

嬉しそうに笑みを浮かべると跡部部長のつむじを指でぐりぐり押す。

「跡部。」

王者立海の部長、真田さんがその様子に怯むことなく部長の前に立つ。

「そんな手に引っ掛かるとは…たるんどる!!」

何故か大激怒の真田さん。

「そのくらい避けれて当然…」

カックン。

膝カックンされた真田さんの体がおもいっきりのけ反る。

「イヒ」

凄く嬉しそうに笑みを浮かべると真田さんのつむじを指でぐりぐり押す。








(笑っちゃいけない!笑っちゃ…!!)

あまりの間抜けな様子に、必死で笑い出しそうなのをこらえた。

今他の人と目が合ったりしたら確実に吹き出す。

そんな危ういバランス感を楽しむ余裕すらない。

…が。

「あっはははは!お前らちょーまぬけだCー!!!」

唐突に覚醒したジロー先輩のせいで、均衡が破れた。

「…っぶはははははは!ダメだ!耐えられねー!!」

「くっ…クククク…ヤバッ…ツボってもぅた…。」

「アハハハハハ!真田めちゃくちゃ間抜けすぎだろい!!」

一斉に大爆笑の渦。

笑ってないのはやられている張本人達のみだ。

かく言う俺も耐えようとしたが思わず吹き出してしまった程だ。

「お前等…いい加減黙れ!!」

「イヒャヒャ!!だ、黙れだって!」

「アハハハハハハ」

跡部のマジ切れ台詞にも皆、涙を浮かべながら肩を叩きあう。

変なツボに入ったらずっと笑い続けてしまうといういい例だろう。

…本人達は堪らないだろうが。

「ウヒヒ〜あたいを捕らえようとした罰さー★」

「何を言うか!元はと言えば貴様が…」

「ハハ…そういえばさっきは何て言おうとしたんだ?

の声に遮られて聞こえなかったんだけど…」

俺の問いにぴたりと皆の笑いが止まる。

が「よけいなことを!」的視線を俺に向けたが気付かないフリをした。






中途半端に終わってみるワナ。
しかもよく読んでみたら話が進んでないという。
アイタタタ








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